内臓トレーニング専門

静岡トレーニングクリニック

Shizuoka Training Clinic

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2021.10 第29回 新宿講演会報告 「生活習慣病患者さんの支援のために」

第29回 新宿講演会

開催月日:2021年10月16日(土)

開催場所:新宿エルタワー 30階 B室

◇第29回 新宿講演会 
1 期日  2021年10月16日(土)13:30~16:30
2 会場  新宿エルタワー 30階 B室

生活習慣病は国民病
 日本人にとって生活習慣病の代表的なものとして、糖尿病と腎臓病が挙げられます。
糖尿病に関して厚生労働省は、「糖尿病が強く疑われる者」が約1,000 万人、「糖尿病の可能性を否定できない者」まで入れると、2,000万人にのぼるそうだ。腎臓病も腎臓病予備軍まで入れると約1,330万人といわれている。
文字通り二つの病気は国民病といえます。
 これら生活習慣病とは、生活の中から発症する慢性疾患の総称で、食事や運動をはじめ喫煙や飲酒、不規則な生活やストレスなど、子供の時からの生活が深くかかわっており、患者が自覚症状を覚える前に発症することが多くなっています。
 一概に生活習慣病といっても、糖尿病、高血圧、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、脳梗塞など多数あり、生活習慣が長期にわたって偏ることによって、体全体の免疫力が落ちて発症するため、一つ発症すると次々と発症し、一人で複数の病気を背負うことになります。

生活習慣病の発症原因は多岐にわたる
糖尿病:血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が多くなりすぎる病気です。
    初期には症状がほとんどありませんが、進行すると動脈硬化が進み、脳卒中や虚血性心
    疾患になりやすくなります。
    また病気の進行に伴い網膜症、腎臓病、神経障害などが発症し、失明や透析につながっ
    ていきます。
高血圧:日本人の高血圧の最大の原因は食塩のとりすぎといわれていますが、飲酒、運動不足に
    よる肥満などは若年・中年の男性を中心にして主要な発症原因となっています。
動脈硬化:脂質異常によって発症するもので、LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロー
    ル)、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)のバランスの崩れや中性脂
    肪の血中濃度の異常があります。これらはいずれも動脈硬化の促進と関連します。
脳卒中、脳梗塞、脳出血など:脳の血管が詰まったり脳の血管が破れたりすることによって発症
    します。いずれも高血圧が最大の原因です。
痛風や腎結石、尿路結石:痛風は血液中の尿酸濃度が高いこと。
    腎結石や尿路結石は、肥満や高血圧が主原因で、血液中の血糖値や尿酸濃度が高いこと
    などにより発症します。
生活習慣病のほんの一例を挙げてみました。
発症原因は様々ですが、生活習慣によって発症する病気を生活習慣病といいます。

生活習慣病を治すには通院治療だけでは限界がある
 上記の通り、生活習慣病の発症原因は発症した患者の数だけあると言えます。
したがって、生活習慣病の治療は、医師の援助のもと、患者自身が自分の生活習慣を見直して発症原因を取り除くことが原則です。
 誤解を恐れずに言えば、現在における病院での治療は、病気が発症したときの応急処置とその後の再発予防が中心となっています。このため症状が緩和すると患者は治ったと勘違いし、通院を止めてしまいます。
しかし、生活習慣病の場合は、一つの症状の陰に様々な病気が隠れており、ちょっと体調を崩すと次から次に新しい病気を発症することになります。
 誤解を恐れずに言えば、病院での治療は、症状の治療は行ってもその症状の背景に潜む生活習慣病そのものを治していません。
ですから、症状が出るたびに通院し応急処置をしてもらうことになります。このように、病院での治療は、生活習慣病そのものを治すには限界があります。
その限界を超えて生活習慣病を治すのは患者自身でしょう。患者自身が、発症した病気の原因を取り除くために、生活を改める努力をすることが大切です。

患者の家庭生活における患者自身の治療
 患者自身による治療の中心は、医師から渡される血液検査表の数値をみて、各項目の数値を基準値に戻す生活を心がけることです。
血液検査は、医師が患者の病気を管理するために、必要な項目を設定しています。
検査項目の多い人ほど重症者であり、検査期間が短い人ほど病気の進行が早くなっているのです。
 患者は、以下の3つのことについて医師に相談してみましょう。
① 自分の病気の重症度や進行の早さを的確につかむために、特に大切な検査項目を確認する。
② キーポイントとなる検査項目の数値を基準値内に収めるための方法を聞く。
③ ②のために、次の通院までに、どんな生活をしたらよいか聞いてみる。
 血液検査の数値は、患者の生活の仕方によって様々に変化します。例えば、
どんな食事を取ったか、どんな運動をしたか、睡眠時間がしっかり取れたかなど、患者の生活のすべてを反映しているのです。
したがって、検査表をもらうたびに検査項目が基準値に収まっているかどうかを確認し、自分の生活を振り返り、次の検査日までの生活の在り方を考えましょう。
患者自身が、病気を発症した原因を取り除く生活を続けることが、生活習慣病の本当の治療となります。
数値を基準値の収める力こそが、体内に潜む自然治癒力であり免疫力です。
通院による治療は発症した原因を応急的に取り除く作業であり、病気の根本原因を治す作業とは言えません。自然治癒力を引き出し、免疫力を付けてこそ病気を治癒することが可能です。
 自然治癒力及び免疫力をつける方法については、内臓トレーニング協会のホームページを参照してください。
→ https://www.naizou.jp/

患者の闘病生活を支える目的で健康アドバイザー制度を設けました
 食事、運動、規則正しい睡眠など、家庭生活のすべてが闘病生活となると、患者一人ではとても生活の管理はできません。
家族全員の協力が必要となります。
それには患者の病気の状態を家族全員に理解してもらうことが必要です。
特に、食事管理に関しては患者自身で理解することが必要不可欠ですが、奥さんなど食事を作ってくれる協力者にも理解してもらわなければなりません。
 このような困難な状況に置かれた患者さんを支援するために、内臓トレーニング協会は静岡トレーニングクリニック院長の廣岡孝先生の指導の下に、健康アドバイザー制度を確立しました。
これは内臓トレーニング実践者のトレーニング実践報告をもとに、トレーニングの仕方やその量についてアドバイスし、併せて食事の取り方の相談にも乗っています。
これによって、通院と通院の間の生活習慣を患者自身がコントロ-ルし、ストレスのない規則正しい生活を送れるよう支援しています。

健康アドバイザー制度は医療の谷間を補完する
 なお、生活習慣病のために、通院と通院の間の生活について指導する機関や施設はほとんど見当たりません。
この健康アドバイザー制度は、内臓トレーニング実践者のみに行っている限定的なものですが、現在の医療制度の谷間を補完する貴重な存在であると自負しています。

参加された方の声