第7回 新宿講演会
開催月日:2014年06月21日(土)
開催場所:西新宿 住友ビル 47F

なんとか終日曇天だった。暑くもなく寒くもなく梅雨時としては天気に恵まれた一日でした。 開講の14:00までにはほとんどの方が着席しており、さすが日本のビジネスの中心東京だと改めて感心させられました。なお、終了予定の4:30を15分ほど時間オーバーしてしまい、お忙しい皆さんにご迷惑をおかけしてしまいました。お詫びを申し上げます。  毎回、講演終了後に参加された皆さんとスタッフの間で、相談・懇談会を行っております。今回は218人が参加申し込みをされているので、限られたスタッフでは対応がしきれないと思い、受付で皆さんに個別相談シートを配布しました。たくさんの方々から質問が寄せられました。この方々には、1週間以内に先生からの回答をお送りすることにしています。治療の補助にしてください。また、今後セミナーでもシートを配布する予定ですのでご利用ください。

今回は、廣岡先生の現代医療に関するユニークな考えを紹介しましょう。
廣岡先生は医者を目指したのではなく、生物学の研究をしたくて医学部に入学し、医学博士として研究を続ける予定でいたが紆余曲折の末に医者になったとのこと。そのため、治療に関してユニークな見解をお持ちで、その一部を紹介してくれました。

●治療は結果がすべて
どんなに権威あるお医者さんの治療を受けても、病気が治らないなら意味がない。患者さんにとっては結果がすべて。今の医療は薬物治療が中心となっているが、治療方法にこだわる必要はない。治るなら民間療法でも何でも取り組むことが大切。

●現時点でのエビデンスが全てではない
エビデンスは近代医学の成果に基づくもので大切である。しかし、人間の体の中は、まだまだほとんど分かっていない。今後研究が進み、新しい発見があれば現時点で正しいとされるエビデンスも間逆になることもありうる。エビデンスは医学の進歩に従ってどんどん変わっていくから、現在のエビデンスに頼りきらないほうが良い。

●現在の腎臓病治療は症状を治療している
今は、腎臓病を治すことはできない。投薬によって高血圧とかむくみなどの症状を管理しているに過ぎない。また、たとえ腎臓移植をしても、人からもらった腎臓であり、劣化すれば再度透析に戻ってしまう。もともと自分の持っている腎臓が一番だから透析に入らないよう努力することが大切だ。

●腎臓病は自分で治すしかない
腎臓病は生活習慣病であり、生活の中に発症原因がある。したがって、自分で作った病気は自分で治すしかない。医者を頼っても今のところ治せない。発症してしまった人は、今以上に腎臓を壊さないよう生活習慣を見直す必要がある。生活習慣は生き方の反映であるため意識改革も必要となる。

●健康を維持するには血流の大切さに目覚めよ
 血液は細胞に酸素と栄養を届け、細胞の輩出した老廃物を回収する役目を担っている。血液が円滑に体内を巡っていれば病気を発症することはない。血液のめぐりが悪くなると細胞に酸素と栄養が届かなくなり、細胞は衰弱し死に至る。その結果病気が発症する。病気になると薬を服用する。その薬は患部に血液によって届ける以外に方法はない。つまり、血流が悪くて病気になったところに薬が届かない。健康を維持するためにも円滑な血液循環が大切であり、ましてや病気になった人は薬を届けるためにも血流を活性化することが大切である。

血流を活性化するのに決定打となる薬はない。サプリに走れば腎臓に負担をかける。結果としてリフレクソロジーや岩盤浴など様々な民間療法を頼ることになる。しかし、様々な方法は使用後の検証が可視化されていないものが多い。なされていても一時的な効果に終わるものが多い。サーモグラフで検証する限り内臓トレーニングは継続的に長時間実践できることもあり、病人にとっては効果的な血流改善方法の一つだろう。

【参加された方の感想】