第28回 名古屋講演会
開催月日:2021年03月13日(土)
開催場所:ウインクあいち 中会議室 A1101
内臓トレーニングの効果を実証するためアムサットを使用している
内臓トレーニング協会に隣接する静岡トレーニングクリニックでは、AMSAT=HC(略称:アムサット)という計測器を採用しています。
この器械はドイツ製であり、ヨーロッパでは、政府の要人やパイロットなど重い責任を背負っている人々の健康管理に使われています。
具体的には、身体に低周波を流して生体電流の流れをチェックし、刺激を加える前と刺激を加えた後に発現する体の変化を測定する器械です。
測定によって、現在の健康状態や将来発症する可能性のある部位の発見、薬の副作用の有無を事前に把握するなど様々の検査を行うことができます。
静岡トレーニングクリニックでは、内臓トレーニングの実施前と実践後の体の変化を確認するために使用しています。
アムサットの見方
下図をご覧ください。
ここでは、腎臓病の進行度合いに応じて、Cr1.18、Cr2.72、Cr3.71の3人の腎臓病患者さんの病状を取り上げてみました。
左側は、内臓トレーニングを実践する前の内臓の状態であり、右側は、2時間から3時間内臓トレーニングを実践した後の内臓の様子です。
明るい赤・黄色系は内臓の活動が活発であり、緑色は標準、青色系は低調を表しています。
なお、左端に健康な人の内臓の状態を示してありますが、全身が緑色で表されています。
アムサットに表示された内臓トレーニングの効果
内臓トレーニングを実践したことによって現れた、大きな変化を挙げてみました。
・内臓トレーニング実践前は、3人とも赤・黄色の部位がない。
・3人とも体の上部から下部に向かうにつれて色調が暗くなっている。
・Cr1.18の人は、2つの内、右側の腎臓だけが青く残ってしまったが、それ以外はほとんど緑色に戻り、肺の上部は黄色にまで変化している。
2時間のトレーニングでこの効果が出るなら、内臓トレーニングを継続すれば短期間で正常を示す緑色に変化するだろう。
・Cr2.72の人は、肝臓及び小腸、大腸は健常者に近い状態に戻ったが、肺の底部と腎臓は低調のままに残った。
・Cr3.71の人は、約3時間の実践をもってしても、内臓のほとんどは低調のままであり、肺と大腸がかろうじて標準のレベルに入っている。
しかし、トレーニングを実践することによって、確実に病気の改善がみられる。
・腎臓病の患者であるためか、内臓の中では腎臓が最もトレーニングの効果が出にくく、腎臓の改善が遅れている。
アムサットを使用しての結論
・3人を比較してみると、クレアチニンの数値が低い人ほど改善の効果が大きく、クレアチニンの数値が上がるにつれて、その効果が小さい。
・内臓トレーニングに取り組むなら、できるだけ早く取り組むと良い結果が出ている。
【参加された方の感想】
◆お名前 : 匿名希望 様
◆感想・メッセージ :
今回は生体電流について大変理解が進みました。
1952年東大の田坂定孝さんが低周波脊髄頭部通電療法が原点と聞き大変理解できました。
ふくろはぎが第2の心臓であることがよくわかりました。
今後はふくろはぎもしっかりと通電したいと思いました。
◆お名前 : 匿名希望 様
◆感想・メッセージ :
ありがとうございました。病気の現状がよくわかりました。
クレアチン値が高すぎるので透析をできる限り遅らせれば良いほうなのだと了解致しました。
何とか2~3年遅らせたい。
◆お名前 : 匿名希望 様
◆感想・メッセージ :
?@会誌拝読とオンライン講座を受けていたので、お話しいただいた内容は、そこそこに理解できました。
?A今回参加の目的は、器械を拝見し、あわよくば、体験できるのではないかとの期待。こちらは、全く期待外れでした。
?B今後、器械の体験ができる機会があれば、是非参加させて頂きます。その節は、よろしくお願い致します。