第24回 新宿講演会報告
開催月日:2019年10月5日(土)
開催場所:新宿エルタワー
自律神経の活動の視覚化
健康教室では、必要に応じて、低周波電流を使って自律神経のコンディションを測定している。
測定によって、交感神経と副交感神経のバランスや自律神経の活動量などを測り、最後に精神的、肉体的なストレスの度合いまで分析している。
自律神経のバランスが崩れると免疫力を失う
自律神経は、交感神経と副交感神経を交互に使って、心臓をはじめ、胃や腸などの臓器を、体調の良し悪しや環境の変化にあわせて内臓を適切に管理している。
腎臓も自律神経の管理下にあり、自律神経が健康でなければ腎臓の健康は保てません。
もし、自律神経のコンディションが乱れると、血流障害が発生し、低体温になり、体全体の自然治癒力を落としてしまいます。
腎臓もコンディションを崩し、慢性の疲労感や、下半身のむくみ、不整脈や高血圧、時には痛風のような尿毒症を発症し、透析までの時間を縮めてしまいます。
内臓トレーニング実施前と実施後では大きな変化が出ました
下の図をご覧下さい。
図①は、ある実践者の内臓トレーニング実施前の様子です。
図②は、同じ人の内臓トレーニングを実施したあとの様子です。
トレーニングでは、脊髄、足裏、ふくらはぎそれぞれに、特許取得の低周波電流を1時間通電しました。
図①
図②
通電結果を見ると、脈拍はその幅が多少ですが広がり環境への対応力がついています。
次に、ストレス抵抗力と自律神経の活動度を診ると、図②の方が、交感神経・副交感神経の活動度が高くなり、エネルギーも高まって自律神経全体の活動度が上がっています。
最後に、総合評価としての肉体疲労度と自律神経バランス評価にも顕著な改善がみられました。
特に、自律神経のバランスは、トレーニング開始前は交感神経が強く緊張が高かったのに対し、実施後は、副交感神経の働きが強まりリラックスしていることが分かります。
腎臓病患者の体の特徴
この方に限らず、腎臓病患者には、一般的に以下の傾向が見られます。
① 自律神経は、エネルギー不足で活動が不活発であると同時に、交感・副交感神経のバランスが崩れている人が多い。
② 脈拍分布では、健康な人は、運動したり、感情の起伏など環境の変化によっていつも変化するのに対し、腎臓病の人は、拍動の力が弱く、しかも一定の強さであり環境変化への適応力が弱くなっている
③ 自律神経の活動量は低く、ストレスに対する抵抗力が弱くなっている
④ 総合評価では、肉体的疲労度も自律神経のバランスも左または右に大きくふれて、ストレスをたくさん溜め込んでいる
⑤ 糖尿病性腎症の人の中には、今まで不活発であった血液や生体電流が、突然活発に流れ始めることによって、悪い数値が出る場合があります。これを好転反応と呼びます。
しかし、連続してトレーニングを続ければ数値は好転して病気の改善が進みます。
腎臓病を患うと、どうしても自律神経の活動量が低くなりバランスも崩れてきます。
その崩れは日々の生活の中で徐々に進むのでなかなか自覚できません。
しかし、体のシステムは、間違いなく狂って来るので、毎日内臓トレーニングを続けることをお勧めします。
自らが病気と闘うことによって、自律神経のバランスを快復し、血流を改善し、免疫力を高めて腎機能の快復を図りましょう。
【参加された方の感想】
◆お名前 : 匿名希望
本とDVDからでは伝わらない、腎臓病に苦しむ人達への深い理解と、本当に腎臓病に対するとはどういうことなのか、お話の随所に込められて、確かに我々の味方になってくれる方々と確信しました。
今後ともよろしくお願いいたします。
◆お名前 : 匿名希望
内臓トレーニングに関しましては十分な理解はできません、でも大いに興味を持ちました。
講演会に参加する前はただ悶々としていましたが、まず疑問をなくすために健康教室を申し込みました。努力無しでは軌跡は起きないことを教わりました。
◆お名前 : 山崎 様
内蔵トレーニングについてはよく理解しました。
私はまだ深刻な状況ではありませんが、いい機会を頂けたと思っております。
これをきっかけにいろいろと考えてまいります。深刻な状況になる前に。
◆お名前 : 匿名希望
(1)10月5日(土)の講演会は、分かりやすい説明で、腎臓病の怖さを改めて教えていただきまた。
(2)対処方法があるのか不安でした。
(3)各症状における改善事例等を明示していただき、内臓トレーニング実践の重要性を感じさせられました。
(4)自分もその内臓トレーニングを実践出来たら・・・。明るい希望を見いだせる気持ちで帰宅出来ました。
◆お名前 : 匿名希望
とても参考になるお話、有難うございます。
内臓トレーニングの具体的なトレーニングの内容や食事内容などもお話頂けるとありがたいです。
今後ともよろしくお願いします。
◆お名前 : 匿名希望
基本原理は自立神経活性化による内臓血流を増加させ、休眠内臓細胞を活性化させることによる臓器機能を高めることと理解しました。そこで2つ疑問があります。
1)自立神経活性化による効果が大きいのであれば、そもそもなぜ研究テーマとして学問領域で活発にならないのでしょうか?
2)臓器の休眠細胞なるものは存在しているのか、存在しているならそれを測定する方法はないのでしょうか?
◆お名前 : 匿名希望
新宿講演会に参加させていただきありがとうございました。
今まで無関心であった腎臓病について理解を深めることができましたことをお礼申し上げます。
◆お名前 : 鳥羽 様
望月講師のお話しは とても良かった
体が始めから持っている免疫力で 病気にならない 病気を治す。
医者からもらう薬は病気を直接直すのではなく、症状を和らげるなどの事であり 副作用も発生する。
先生のお話しを聞いて医者と対等な知識で病気を治すことが重要であることを知って良かった。
また健康診断で検査結果に表されている記号(例えばeGFR)は何なのかということも分かってとても良かった。
この 講習会に出席した動機は健康診断結果を見て 医者がクレアチニンが高いので腎臓が弱っているとの一言です。
これからは内臓トレーニングを少しづつ 行っていきたいと思います。
◆お名前 : 山賀 様
現在の腎臓医の対応は単に血液検査に現れる「腎臓」機能の条來変化を見ているだけで機能改善への治療では無い、という事を明確に指摘されて居られる事。
改善には「自助努力」の世界であることを強く認識された機会となりました。
今は具体的な血液循環を図る手段を具体的にご指導されることを、希望しています。
◆お名前 : 匿名希望
内臓トレーニングの方法について何となくわかりました。
クレアチニン値を下げる方法として効果があるのであれば実際に行ってみたいと考えています。
◆お名前 : 今野 様
大変参考になるお話で感謝しております、ただ一方的なお話で参加者の質門等の時間があれば尚役立つのではと、思いましたが時間的にむりですよね。いま購入すた本を拝見勉強中です。
◆お名前 : 匿名希望
無料なのにも関わらず、普段意識もしてなかった腎臓の機能をかなりのボリュームでわかりやすくたっぷり教えていただけました。
セミナーだけでもとても良い機会だと思います。
自分は腎臓病ではないですが、自然治癒や心と体のつながりに興味をもって学んでいたときに、「白髪は腎臓が弱っているサインの可能性がある」という研究をしている先生がおり、20代から白髪に悩んでいたことや、自分の原因不明の不調が腎臓病の症状にぴったり当たっていたため、いろいろ調べてこちらの内臓トレーニングに辿り着きました。
腎臓は存在すら気にかけたことがなく、腎臓が原因などとは夢にも思いませんでした。
東京にもできたということで、是非行ってみたいと思います。
◆お名前 : 匿名希望
大変分かりやすく有意義な講演でした。廣岡先生のお話は、患者の不安を取り除く語り口で受診したくなる印象を受けました。
望月先生のお話は内臓トレーニングの仕組み、理論を分かりやすく丁寧でした。
幾分疑ってかかってたこちらの気持ちを見事に裏切るものでした。早速体験を致したく思いました。
◆お名前 : 匿名希望
内臓トレーニングの講習会に参加して、腎臓に対しての種々の説明がとても参考になりました。
クレアチニンを低くするのに、努力したいと思います。
◆お名前 : 匿名希望
両先生の講義をお聞きし、CKD の悪化と透析を少しでも遅らせるには、食事コントロールと内蔵トレーニングを自己責任として根気よく実践する以外に方法がないことを再認識できました。
なお、東京(御徒町)で開催されているトレーニング(内容・スケジュール・期間・料金など)について詳細を知りたいです。